日本工学院八王子専門学校 【映像制作論】

映像作家/田所が、日本工学院八王子専門学校にて特別講義を行いました。

今回は放送学科の方も交え総勢約100名の生徒さんにお集まりいただきました。

まずは田所自身の経歴を話した後、デモリールが放映されました。

放映後は「映像の在り方」や「映像において重要なこと」について講義が展開されました。
「商品や曲を売る、アーティストのブランディングを手がける」などといった具体的な目的を挙げながら“なぜ存在しているのか” について深く掘り下げていきます。

その後はMVをテーマに、実践的な制作についての話に入っていきました。
まずは企画書について、「どういう発想で企画を考えるのか」「どういう要素を取り入れるのか」など具体的な手法を話していきます。

続いては絵コンテを取り上げながら、MV制作の流れが紹介されました。

さらに「制作における職種の垣根がなくなってきた」というテーマについて
昔の田所自身の経験を交えながら講義が展開していきます。
以前はプロユースの商品だったものが、今ではコンシューマーユースへと変化している状況の中で、監督、プロデューサー、ポストプロダクションなどのそれぞれの立場も変わってきているという実態が話されました。

そんな時代の中で「時間はかかるけれども、自分のクリエイティブセンスを磨いていくことが大切」というアドバイスの後、撮影香盤の話を経て講義は終了。

その後は質疑応答のコーナーへと移ります。
生徒の皆さんからは「監督になった経緯」「自分の引き出しの増やし方」「学生時代にやっておくといいこと」など様々な質問が飛び出しました。

最後に・・・
今回の講義では映像制作における具体的な話が中心となりました。
日本八王子専門学校に通う生徒さんたちであるからこそ、より深い内容のお話しができたのではないかと思います。
これからの進路を考えるにあたって、生徒の皆さんには何か少しでも心に残ったり参考になるようなことがあれば嬉しいです。